単語学習の落とし穴

単語学習の落とし穴

英単語を勉強することは、英語学習において必要不可欠です。
そして、英英辞典を使うと、非常に効果的に学習することができます。
しかし、英単語を勉強する上で、注意しなければいけないことが一つあります。
それは、辞書を引くだけでは、英会話能力はほとんど上達しないということです。
これは辞書を用いた学習法で、非常に陥りやすい落とし穴の一つです。
一見、単語力を増やせば、英会話能力も上達するような気がします。
しかし、英会話における語彙力は、単語を引くだけでは伸びないのです。
原因は、文字と音の違いにあります。
辞書を用いた学習法では、英単語を文字的に理解します。
なので、文字で英語にふれた場合、その学習効果は顕著に確認できます。
ただし、英会話においては、文字で英語にふれることはあまりありません。
どちらかというと音で英語にふれることが多いと思います。
文字で英語を理解する。
音で英語を理解する。
似ているようですが、全くの別物です。
最近では有名になった日本語型学習法の弊害と同じことです。
英会話は、読み書きとは全く異なるのです。
音で理解することにも、同様に弊害があります。
それは、話せるのに、単語のスペルがわからないといった現象が出てくるのです。
ライティングなどにおいては、重大な欠点になりえます。
ただ、私たちが日本語を書く場合でも漢字を忘れることは多々あると思います。
それは、日本語を音で理解する傾向があるからです。
それだけ、話すということは、ライティングよりも低レベルのことなのです。
高レベルのライティングなどは、英会話のレベルが上がってから磨けばよい、というのが私の考えです。
まずは、基本である英会話を習得するのが大切なのではないでしょうか。

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